イラストレーター・漫画家・アニメーション作家の丸山薫さんは、最初はお役所に勤めながらイラストを描いていました。その後独立してフリー・イラストレーターとなり、2001年からWEBサイト「MARU PRODUCTION」を公開、過去のイラストやアニメーション作品を掲載したところ、その美麗なキャラクターと完成度の高さが注目を集めました。2005年制作のアニメーション作品『吉野の姫』は2006年第4回インディーズアニメフェスタで三鷹賞(グランプリ)を受賞し、その後も各映画賞・アニメ賞を総なめにしました。そして丸山さんは、2008年に漫画雑誌 「Fellows!」(エンターブレイン)で『ストレニュアス・ライフ』で漫画家としてもデビュー、現在も同誌に『事件記者トトコ!』を好評連載中です。

 『吉野の姫』で丸山さんの存在を知った竹熊は、2008年創刊の同人誌「コミック・マヴォ」の表紙を依頼、最終5号までの表紙はすべて丸山さんが担当しました。「コミック・マヴォ」の表紙絵は、19世紀ドイツの天才科学者ドクトル・マヴォゼと美人秘書エーフェ=モルゲンシュテルンを主人公に、イラスト1枚ごとに独立したバックグラウンド・ストーリーが存在し、読者が読むことのない物語の一場面として作画されたという、大変に凝った作品となっています。

 表紙のメインを務めるのは毎回エーフェ嬢。ドクトル・マヴォゼはいつも隅で寝ているのですが、実は実験の失敗で博士の魂が離脱し、猫と入れ替わってしまったのです。エーフェ嬢が抱いている黒猫こそがマヴォゼの本体。「電脳マヴォ」では、タイトルバナーに「コミック・マヴォ」の丸山さんの表紙を使用しています。丸山薫公式「MARU PRODUCTION」[竹熊]

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