青木純さんは東京芸術大学デザイン科を卒業後、アニメーション作家としてＣＭ制作やテレビ番組のオープニング等を手がけ活躍されています。「コタツネコ」や「スペースネコシアター」「走れ！」では数々の賞を受賞され話題になりました。青木さんの作風はバラエティーに富んでいて手描きのアニメーションはもちろん、フラッシュ系のアニメやストップモーションを駆使した手作り感溢れる人形アニメ等、とても魅力的です。彼の作品に共通するのは「わかりやすくて、おもしろい」こと。多方面から注目を浴びる青木純さん、今後の活躍に期待大です。［石井］

青木さんとは私が審査委員を務める吉祥寺アニメーション映画祭に作品を応募してきて知り合いました。確かまだ大学生だったと思いますが、当時から個人製作系アニメーション界のスター作家でした。美大系作家はガチンコのアート作品が多いのですが、青木さんには確かな技術とともに強いエンターティンメント志向があり、それが人気の源泉になっています。「将棋アワー」はＮＨＫの将棋番組の手の込んだパロディで、吉祥寺アニメ祭ではオープニングから場内大爆笑でした。[竹熊]