漫画家、画家。旧満州国生まれ、鹿児島県指宿市育ち。高校時代より画家を志し、上京。武蔵野美術大学西洋画科へ入学。19歳の時、『ほしいなあ』を貸本短編誌「街」(セントラル文庫)へ投稿し入選、立て続けに新人特別賞を受賞。その後、漫画家・横山まさみち氏のアシスタントとなりストーリー漫画の構成を学ぶ一方、絵の方は、ファッションイラストレーターの長沢節氏、穂積和夫氏につき、教えを受ける。漫画家デビュー後は、1960年代から70年代にかけて巻き起こった劇画ブームの全盛期を築いた劇画家の一人となり、代表作である『柔侠伝』シリーズ、『どん亀野郎』『黒い鷲』等、多数の作品を発表。1980年の渡米を機に、帰国後は漫画執筆と並行して絵画制作を始める。2003年、文化庁指名により第一回文化庁文化交流使としてスウェーデンへ赴任。現在に至るまで、国内外問わず展覧会を開催。2月27日から、個展「バロン吉元の脈脈脈」(企画:エ☆ミリー吉元)をトーキョーワンダーサイト本郷にて開催。
詳細→ http://www.tokyo-ws.org/archive/2015/11/H0227-B.shtml/

バロン吉元公式サイト: http://www.baron-yoshimoto.jp/
バロン吉元/バロン.プロ Twitterアカウント: @BaronYoshimoto

私が小学一年生だった時、初めて読んだ父の作品がこの『十七歳』シリーズでした。お陰様で、私も十七歳になったら”ああ”なるもんだと思い込み、信じ込み、今22歳…しかし、私には私なりの”十七歳”がありました。成長の過程、誰しもが経験する十七歳のひと時。作中の少年少女達は様々な境遇の中で、葛藤に悩み、恥に直面し、傷つき傷つけ合いながら、危うく儚い”火照り”のムードを漂わせ、それぞれの青春を駆け抜けています。時代の風景は大きく変化し、発表から40年余が経過した現代では、それらの姿は一体どのように受け取られるのでしょう。電脳マヴォへのご掲載にあたり、ご協力頂きました皆さま、ありがとうございました。[バロン吉元 娘・エ☆ミリー吉元(バロン.プロ 企画・マネージメント)]

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