やじひろこさんは、武蔵野美術大学の3年生の時(2010年)に初めて漫画作品を描きました。当時の彼女は、一見すると楽しく学生時代を謳歌している脳天気といった印象なのに、いざ授業となると、肝の部分を誰より的確に捉えることができるという、クレバーな能力の持ち主でした。この、自由自在に振る舞いながらも、しっかりと芯を捉えることができるという希有な才能は、摩訶不思議な「やじひろこ的世界観」へ化身し、漫画作品の上でもいかんなく発揮されています。(担当・サトウ)

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